腸内フローラ検査で下痢の原因はわかる?検査でわかることや活用方法を解説
腸内フローラ検査
下痢をきっかけに、腸内フローラ検査に興味を持つ方も少なくありません。
この記事では、腸内フローラ検査でわかることや下痢との関係、検査結果の活用方法についてわかりやすく解説します。
腸内フローラ検査で下痢の原因はわかる?
腸内フローラ検査は、下痢の直接的な原因を特定するための検査ではありません。
ただし、腸内環境の状態を把握することで、下痢改善に向けた食生活や、生活習慣を見直すヒントを得られる可能性はあります。
腸内フローラ検査は、便中に含まれる腸内細菌の種類やバランス(割合)を分析して、腸内環境の状態を可視化する検査です。
下痢の原因はさまざまで、感染症や食生活、ストレス、消化器の疾患などが関係しているとされています。
また、腸内環境との関連も報告されており、腸内細菌のバランスが影響する可能性があると考えられています。
「健腸ナビ」では、過敏性腸症候群(IBS)や潰瘍性大腸炎をはじめ、30以上の全身の病気のリスクを把握できます。
また、腸内細菌の傾向や、乳酸菌・短鎖脂肪酸産生菌の割合も確認できます。
検査結果に基づいて腸内フローラの構成にあわせた食品の提案も行われるため、食生活や生活習慣を見直したい方、腸活に取り組みたい方にもおすすめです。
\ 腸内細菌の精密な検査で健康づくり /
健腸ナビの詳細を見る >ただし、下痢が続く場合や血便、激しい腹痛などを伴う場合は、自己判断せず医療機関を受診することが大切です。
下痢の原因にはさまざまなものがある
下痢の原因はさまざまです。
ここでは、代表的な原因や注意したいケースについてご紹介します。
感染性の下痢(細菌・ウイルスなど)
細菌やウイルス、寄生虫などに感染すると、下痢が起こる場合があります。
食中毒や感染性腸炎などが代表的です。
多くは急性の下痢として現れ、発熱や腹痛、嘔吐などを伴うこともあります。
症状が強い場合や、高熱、激しい腹痛、血便などを伴う場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
食生活やストレスによる下痢
日常生活のさまざまな要因でも、下痢が起こる場合があります。
- 脂っこい食事や刺激物の摂り過ぎ
- アルコールの飲み過ぎ
- 食べ過ぎ
- 冷たい飲食物による腸への刺激
- ストレスや緊張
- 睡眠不足や生活習慣の乱れ …など
これらの要因は、腸の働きに影響を及ぼし、下痢につながる場合があります。
一時的な下痢であれば、食生活や生活習慣を見直すことで改善が期待できます。
慢性的な下痢では病気が隠れていることもある
4週間以上下痢が続く場合は、慢性下痢と呼ばれます。1)
慢性下痢の原因としては、過敏性腸症候群(IBS)や潰瘍性大腸炎、クローン病などが挙げられます。一方で、大腸がんなどの病気が隠れている可能性もあります。
過敏性腸症候群(IBS)は、腹痛を伴いながら下痢や便秘を繰り返す病気です。IBSと腸内細菌の関係について詳しくは、「腸内細菌と過敏性腸症候群(IBS)の関連が指摘されている」で解説しています。
また、薬の副作用や消化・吸収機能の異常が関係しているケースもあります。
血便や体重減少、発熱、激しい腹痛などを伴う場合は、症状に応じて大腸内視鏡検査などが行われることがあります。自己判断せず、早めに医療機関を受診しましょう。
「健腸ナビ」は、腸内フローラを解析し、現在の腸内環境を客観的に把握できる検査サービスです。
下痢の背景にある腸内環境を知り、食生活や生活習慣の見直しに役立てたい方は、以下から詳細をご確認ください。
\ 腸内細菌の精密な検査で健康づくり /
健腸ナビの詳細を見る >下痢と腸内環境の関係
下痢と腸内環境には、主に以下のような関係があります。
腸内細菌は腸の働きに関わっている
人の腸内には、約1000種・100兆個もの細菌が存在するといわれています。
腸内細菌は、善玉菌・悪玉菌・日和見菌に大きく分けられ、それらのバランスは腸内環境と深く関わっています。
また、腸内細菌は食べ物の分解や発酵を行うだけでなく、腸の働きに関わるさまざまな物質を作り出しています。代表的なものは以下のとおりです。
- 乳酸:腸内を酸性に保ち、悪玉菌が増えにくい環境づくりに役立つ2)
- 酪酸:
・大腸のエネルギー源となり、腸のバリア機能の維持・修復に関わる3)
・潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患の発症を抑える働きがある4) - 酢酸:
・腸のバリア機能を強化する
・炎症から腸を保護する…など
このように、腸内細菌は腸の働きに関わるさまざまな物質を作り出し、整腸作用や腸のバリア機能の維持、炎症の抑制など、腸の健康を支える重要な役割を担っています。
腸内フローラのバランスが乱れると下痢につながる可能性がある
腸内フローラのバランスが崩れた状態は、「ディスバイオシス」と呼ばれます。
ディスバイオシスは、偏った食生活や運動不足、睡眠不足、ストレスなどによって起こるとされています。
腸内環境が乱れると、腸の働きに影響を及ぼし、下痢につながる可能性があります。
ただし、下痢には腸内環境以外にも、腸の機能低下や服用中の薬、生活習慣などさまざまな要因が関係しています。
腸内細菌と過敏性腸症候群(IBS)の関連が指摘されている
過敏性腸症候群(IBS)は、腹痛を伴いながら下痢や便秘などの便通異常を繰り返す病気です。
近年の研究では、健常者とIBS患者では、腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスに違いがあることが報告されています。
また、腸内細菌がIBSの発症や症状に関与している可能性も示されています。5)
「健腸ナビ」では、過敏性腸症候群(IBS)を含む30以上の病気のリスクを確認できます。
過敏性腸症候群(IBS)を診断するための検査ではありませんが、分析結果を参考に、自身の腸内環境を把握し、食生活や生活習慣の見直しに役立てることができます。
\ 腸内細菌の精密な検査で健康づくり /
健腸ナビの詳細を見る >腸内フローラ検査でわかること
腸内フローラ検査では、以下のようなことがわかります。
腸内細菌の種類と割合
腸内フローラ検査では、腸内細菌の種類やバランス(割合)、多様性を知ることができます。
- 善玉菌として知られるビフィズス菌
- 免疫力や腸のバリア機能向上に役立つ酪酸菌
- 女性の健康に関わるエクオール産生菌 …など
腸内には、以下のようなさまざまな菌が存在します。
これらの菌がどのくらい存在しているかを分析することで、腸内の状態を把握できます。
※検出できる菌の種類は、検査サービスによって異なります
腸内環境の特徴や体質傾向
腸内フローラ検査では、腸内フローラのバランスや構成から、自身の体質傾向を把握できます。
たとえば、太りやすさや下痢・便秘の傾向、食事の影響の受けやすさなど、日々の体調や生活習慣と関わる体質的な特徴が見えてきます。
腸内フローラ検査の中には、腸内細菌の種類や割合、構成の特徴をもとに、腸内環境の傾向をタイプとして分類するものもあります。
こうした腸内環境のタイプ分類は、自分に合った食事や生活改善の方向性を知る手がかりとなります。
特定の病気との関連
腸内フローラ検査では、腸内細菌の構成やバランスから、病気との関連について確認できるものもあります。
腸内細菌の構成やバランスと健康状態との研究では、以下のような病気との関係が指摘されています。
- 潰瘍性大腸炎
- 大腸がん
- アレルギー
- 肥満
- 糖尿病
- 過敏性腸症候群
- 認知症 …など
ただし、すべてが明確に解明されているわけではなく、検査サービスによってわかる内容にも違いがあります。
腸内細菌と病気の関連については、こちらの記事で詳しく解説しています。
「健腸ナビ」では、過敏性腸症候群(IBS)を含む30以上の全身の病気との関連に加え、腸内細菌の種類や割合、腸内環境の特徴を確認できます。
自分の腸内環境を知り、下痢対策や健康管理に役立てたい方は、以下から詳細をご確認ください。
\ 腸内細菌の精密な検査で健康づくり /
健腸ナビの詳細を見る >腸内フローラ検査の結果を下痢対策に活かすには?
腸内フローラ検査の結果を下痢対策に活かすには、主に以下3点を意識しましょう。
自分の腸内環境を把握する
下痢対策では、まず現在の腸内環境を知ることが大切です。
腸内環境は人によって異なるため、同じ生活習慣や食事でも、便通への影響には個人差があります。
腸内フローラ検査では、腸内細菌のバランスや多様性に加え、乳酸や短鎖脂肪酸を産生する菌が適切な割合で存在しているかなども確認できます。
検査結果をもとに腸内環境の特徴を把握することは、自分に合った食生活や生活習慣の見直しに取り組む際の参考になります。
食事や生活習慣の改善につなげる
腸内環境の特徴を把握したら、その結果を日々の食生活や生活習慣の見直しに活かしましょう。
- 食物繊維や発酵食品を積極的に取り入れる
- 栄養のバランスが良い食事を心がける
- 適度な運動を続ける
- 十分な睡眠を取り入れる …など
サービスによっては、検査結果に応じた食事や生活習慣のアドバイスを確認できるものもあります。
自己流で食事や生活習慣を見直すのではなく、自分の腸内環境の特徴に合わせて改善に取り組みましょう。
定期的に変化を確認する
腸内環境は、食事や生活習慣によって変化します。
そのため、一度検査を受けて終わりではなく、生活改善に取り組んだ後も定期的に状態を確認することが大切です。
変化を継続的に把握することで、自分に合った食生活や生活習慣を見直しやすくなります。
「健腸ナビ」では、検査結果をもとに、自分の腸内環境に合わせた食事や生活習慣のアドバイスを確認できます。
検査結果を下痢対策や日々の腸活に活かしたい方は、以下から詳細をご確認ください。
\ 腸内細菌の精密な検査で健康づくり /
健腸ナビの詳細を見る >腸内フローラ検査がおすすめな人は?
腸内フローラ検査は、以下のような人におすすめです。
- 自分の腸内環境を客観的に知りたい人
- 腸活をより具体的に進めたい人
- 腸の不調について情報を整理したい人
- 食生活や生活習慣を見直すきっかけがほしい人
- 健康管理の一環として腸内環境を確認したい人
- 下痢や便秘を繰り返しやすい人
- 健康診断では異常がないものの、お腹の調子が気になる人
ただし、腸内フローラ検査の結果はあくまで傾向を示すものであり、下痢や病気を診断するものではありません。
下痢が長期間続く場合や、血便、体重減少、激しい腹痛などを伴う場合は、大腸がんをはじめとする消化器の疾患が隠れている可能性もあります。
このような症状がある場合は、腸内フローラ検査ではなく、消化器内科や内科などの医療機関を受診し、医師の診察を受けましょう。
「健腸ナビ」は腸内フローラの分析をもとに、病気のリスクや腸内環境の特徴を把握できる検査サービスです。
腸内環境の特徴だけでなく、将来的な健康リスクを把握し、予防につなげたい方は、以下から詳細をご確認ください。
\ 腸内細菌の精密な検査で健康づくり /
健腸ナビの詳細を見る >腸内フローラ検査で下痢の改善につながるヒントを見つけよう
腸内フローラ検査だけで下痢の原因を特定することはできません。
しかし、腸内細菌の種類やバランス、腸内環境の特徴を把握することで、食生活や生活習慣の見直しなど、下痢改善につながるヒントが得られます。
下痢には、感染症や食生活、ストレス、生活習慣など、さまざまな要因が関係しています。そのため、原因をひとつに絞るのではなく、腸内環境を含めて総合的に見直す視点が大切です。
「健腸ナビ」は、専用の検査キットを使って自宅で便を採取し、ポストに投函するだけで利用できる、腸内細菌叢の検査・分析サービスです。
日本人の腸内細菌叢データをもとに、現在の腸内環境の傾向を可視化できます。
30以上の病気のリスクを可視化
日本人約27,000人の腸内細菌叢データをもとに、腸内環境の傾向を分析し、大腸がんや認知症などの病気リスクを可視化。特許取得済みの解析手法により、詳細なレポートで腸内環境の状態を把握できます。
性差を考慮した精密な分析
腸内細菌叢は男女で異なる特徴があり、病気と関連する腸内細菌の傾向にも違いがあります。健腸ナビでは、性差をふまえて男女別に分析が行われており、より個々の状態に即した形で腸内環境を把握できます。
自分に合ったおすすめの食品情報
分析結果から導き出された、自身の腸内フローラの構成をふまえたおすすめ食品をご提案。日々の食事選びの指針として、無理のない生活習慣の改善をサポートします。
腸内環境を知ることは、日々の体調管理や将来の健康を考えるきっかけにもつながります。
まずは現在のコンディションを把握し、無理のない範囲で生活改善に取り入れてみるのもよいでしょう。
\ 腸内細菌の精密な検査で健康づくり /
健腸ナビの詳細を見る >参考
1)MSDマニュアル家庭版. 成人の下痢.
2)岡天神内視鏡クリニック
3)腸内細菌学会「酪酸」用語集
4)Furusawa Y, et al. Nature 504, 446–450 (2013).
5)SYMGRAM. 過敏性腸症候群(IBS)と腸内細菌叢の関係.