腸内フローラ検査とは?わかること・費用・方法解説
菌と健康
腸内フローラは、健康や美容との関係が注目されており、その状態を把握する方法として腸内フローラ検査があります。
本記事では、腸内フローラ検査でわかることや検査方法、費用の目安を整理しながら、どのように活用できるのかをわかりやすく解説します。
腸内フローラ検査とは?
腸内フローラ検査とは、便中に含まれる腸内細菌の種類やバランス(割合)を分析して、腸内環境の状態を可視化する検査です。
検査結果をもとに、腸内環境の特徴を把握し、食生活や生活習慣の見直しに活かすことができます。
そもそも腸内フローラとは?
腸内フローラとは、腸の中に存在する1,000種類以上、・100兆個以上といわれる細菌の集まりを指します。
細菌は種類ごとにまとまって生息しており、その様子がお花畑のように見えることから「フローラ(flora)」と呼ばれています。
なお、医学的には「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」という名称が用いられます。
腸内細菌は、一般的には以下3種類に分類されるといわれています。
・善玉菌
・悪玉菌
・日和見菌
それぞれのバランスは食生活や生活習慣などの影響によって変化します。
また、腸内細菌は、体の中でさまざまな働きをしていることも知られています。
たとえば、食べ物を分解する過程で短鎖脂肪酸と呼ばれる成分を生み出すなど、腸内環境に関わる役割を担っています。
善玉菌と悪玉菌について詳しくはこちら
短鎖脂肪酸の代表格「酪酸」について詳しくはこちら
腸内フローラ検査でわかること
腸内フローラ検査では以下のようなことが分かります。
・腸内細菌の種類・バランス
・腸内環境の特徴や体質傾向
・特定の病気との関連
●腸内細菌の種類・バランス
腸内フローラ検査では、腸内細菌の種類やバランス(割合)、多様性を知ることができます。
腸内には、以下のようなさまざまな菌が存在します。
・善玉菌として知られるビフィズス菌
・免疫力や腸のバリア機能向上に役立つ酪酸菌
・女性の健康に関わるエクオール産生菌…など
これらの菌がどのくらい存在しているかを分析することで、腸内の状態を把握できます。
※検出できる菌の種類は、検査サービスによって異なります
ビフィズス菌について詳しくはこちら
酪酸菌について詳しくはこちら
エクオール産生菌について詳しくはこちら
●腸内環境の特徴や体質傾向
腸内フローラ検査では、腸内細菌のバランスや構成から、自身の体質傾向を把握できます。
たとえば、太りやすさや便秘・下痢の傾向、食事の影響の受けやすさなど、日々の体調や生活習慣と関わる特徴が見えてきます。
腸内フローラ検査の中には、腸内細菌の種類や割合、構成の特徴をもとに、腸内環境の傾向をタイプとして分類するものもあります。
こうした腸内環境のタイプ分類は、自分に合った食事や生活改善の方向性を知る手がかりとなります。
●特定の病気との関連
腸内フローラ検査では、腸内細菌の構成やバランスから、病気との関連について確認できるものもあります。
腸内細菌の構成やバランスと健康状態との研究では、以下のような病気との関係が指摘されています。
・潰瘍性大腸炎
・大腸がん
・アレルギー
・肥満
・糖尿病
・認知症…など
ただし、すべてが明確に解明されているわけではなく、検査サービスによってわかる内容にも違いがあります。
腸内細菌と病気の関連については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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腸内フローラ検査の方法
腸内フローラ検査の受け方は、2通りあります。
・医療機関で検査を受ける
・自宅で検査キットを利用する
どちらの方法でも、検査キットを用いて自宅で便を採取し、ポストに投函して検査機関へ送付する流れは共通しています。
医療機関へのアクセスのしやすさや費用などを踏まえて、自分に合った方法を選びましょう。
●医療機関で検査を受ける
腸内フローラ検査に対応している医療機関で、検査を申し込みます。
1. 医療機関で申し込み、検査キットを受けとる
2. 自宅で便を採取する
3. 検体を検査機関へ送付する
医療機関によっては、検査後に医師や管理栄養士から説明やアドバイスを受けられる場合もあります。
検査費用は保険適用外(自費診療)です。
<対応している医療機関の例>
・内科や消化器内科などのクリニック
・人間ドック
・健康診断センター …など
医療機関向けの検査サービスのひとつにSYMGRAM(シングラム)があります。
SYMGRAMは30以上の全身の病気のリスクを把握できるほか、腸内フローラの構成をふまえた推奨食品の情報などを含む分析結果レポートについて、医師から説明・カウンセリングを受けることができます。
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●自宅で検査キットを利用する
検査キットを購入し、自宅で検査を進めます。
1. 検査キットを購入する
2. 自宅で便を採取する
3. 検体を検査機関へ送付する
数週間ほどで検査結果が出て、Webや紙のレポートで確認できます。
「医療機関を受診する時間がない」
「近くに腸内フローラ検査を実施している医療機関がない」…などの場合でも、自宅で手軽に腸内環境を調べることができます。
ただし、検査サービスによって検出できる菌の種類やわかる内容に違いがあります。
「健腸ナビ」は、30以上の全身の病気のリスクを把握できるほか、検査結果に基づいて腸内フローラの構成にあわせた食品の提案も行われます。
自身の腸内環境に合わせて、より効果的な生活改善に取り組みやすい点が特長です。
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腸内フローラ検査の費用は?
腸内フローラ検査の費用は、2万〜4万円程度が目安です。
※医療機関で受ける場合は、別途診察費用がかかる場合があります
検査には、腸内細菌の分類を中心としたものから、病気との関連性の分析や食事・生活改善のアドバイスまで含まれるものがあります。
内容が充実しているほど、費用は高くなる傾向があります。
費用だけでなく、「どこまでわかり、どう活用できるか」を基準に選びましょう。
腸内フローラ検査のメリット
腸内フローラ検査を受けるメリットは、主に以下3つが挙げられます。
・自分の腸内環境を可視化できる
・食事や生活習慣を見直すきっかけになる
・健康管理の参考になる
●自分の腸内環境を可視化できる
腸内フローラ検査により、自身の腸内環境の状態を可視化できます。
腸内細菌の種類やバランスは人によって異なり、普段は目に見えません。
検査結果では、数値やグラフで腸内の状態が示されるため、自分の腸内環境を客観的に把握できます。
●食事や生活習慣を見直すきっかけになる
腸内フローラ検査の結果は、食生活の見直しをする際の参考になります。
たとえば、検査により有益な細菌の割合が低い場合は、その菌のエサとなる食物繊維や発酵食品を意識的に取り入れることで、腸内環境の改善につながる可能性があります。
また、腸内細菌の多様性が低い場合は、偏った食事を見直す、栄養バランスを整えるといったことが改善につながる可能性があります。
必要に応じて、サプリメントなどを活用する方法もあります。
●健康管理の参考になる
腸内フローラ検査の結果は、日々の健康管理に役立てることができます。
検査結果をもとに生活習慣を見直したり、必要に応じて医療機関を受診したりといった行動につなげやすくなります。
また、腸内フローラ検査の中には、より詳細な分析結果をもとに具体的なアドバイスが得られるサービスもあります。
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腸内フローラ検査のデメリット・注意点
腸内フローラ検査には、あらかじめ理解しておきたい注意点もあります。
ここでは、主なデメリットや注意点を整理します。
・病気を診断するための検査ではない
・検査キットによってわかることが大きく異なる
●病気を診断するための検査ではない
腸内フローラ検査は、病気を診断するための検査ではありません。
検査結果は腸内細菌のバランスや傾向を示すものであり、医師による診断とは異なります。
気になる結果が出た場合は、医療機関を受診して確認しましょう。
●検査キットによってわかることが大きく異なる
腸内フローラ検査は、検査サービスによってわかる内容が異なります。
検出できる菌の種類や分析方法、結果の表示形式などに違いがあるため、同じ検査結果が得られるとは限りません。
目的に合った検査サービスを選びましょう。
腸内フローラ検査が意味ないといわれる理由について詳しくはこちら
腸内フローラ検査がおすすめな人
腸内フローラ検査は、以下のような人におすすめです。
・腸内環境を整えたい人
・食生活を見直したい人
・健康管理に関心がある人
●腸内環境を整えたい人
腸内環境を整えたいものの、何を見直せばよいかわからない人におすすめです。
・便秘や下痢を繰り返しやすい
・ニキビや吹き出物などの肌荒れが治らない
・アレルギーのような症状が出やすい…など
上記のような不調は、腸内細菌のバランスが乱れている可能性があります。
腸内フローラ検査では、菌の偏りや特徴を把握できるため、不調の原因を見直すきっかけになります。
検査結果に基づいた食事や生活習慣のアドバイスをもとに、腸内環境の改善につなげやすくなります。
腸内細菌と肌の関係について詳しくはこちら
腸内細菌と花粉症やアトピーの関係について詳しくはこちら
●食生活を見直したい人
腸内フローラ検査は、食生活を見直したいと考えている人にもおすすめです。
体に良いとされる食品でも、人によっては合わないことがあります。
たとえば、一般に「腸に良い」とされるヨーグルトやオリゴ糖などの食品は、過敏性腸症候群(IBS)の人では症状の悪化につながる場合があると報告されています。
腸内フローラ検査のなかには、分析結果をもとに食事や生活習慣に関するアドバイスが提示されるものもあるため、自分に合った食事内容を見直しやすくなります。
●健康管理に関心がある人
健康管理に関心がある人にもおすすめです。
腸内フローラ検査では、腸内細菌の構成やバランスから、体質や健康状態との関係性の傾向を把握できる場合があります。
腸内環境は、消化器系の不調やアレルギー、生活習慣と関わりがあるとされており、日々の体調管理を見直すきっかけになります。
ただし、検査結果はあくまで傾向を示すものであり、診断を目的としたものではありません。
将来的なリスクの参考として活用し、生活習慣の改善に役立てることが重要です。
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腸内環境の特徴だけでなく、将来的な健康リスクを把握し、予防につなげたい方は、以下から詳細をご確認ください。
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腸内フローラ検査を活用して腸内環境を見直そう
腸内フローラ検査は、腸内細菌の構成やバランス、多様性を可視化し、自分の腸内環境を知るために役立つ検査です。
ただし、検査結果はあくまで傾向を示すものであり、病気の診断を目的としたものではありません。
また、検査サービスによってわかる内容やアドバイスの程度には違いがあります。
検査結果を正しく理解し、自分に合った方法で生活習慣の改善に活かしていきましょう。
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腸内細菌叢は男女で異なる特徴があり、病気と関連する腸内細菌の傾向にも違いがあります。
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腸内環境を知ることは、日々の体調管理や将来の健康を考えるきっかけにもつながります。
まずは現在のコンディションを把握し、無理のない範囲で生活改善に取り入れてみるのもよいでしょう。
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