菌と健康
赤ちゃんには母乳からもビフィズス菌が移行する!? - 母子の腸内細菌叢④授乳【前編】
分娩方法や出生後の環境などに影響を受けながら赤ちゃんの腸内細菌叢(腸内フローラ)が形成されていきますが、乳児期の腸内細菌叢がその後の健康にも影響するといわれています。そして、乳児期の環境要因の中でも特に大きな影響を与えるといわれているのが授乳です。「母子の腸内細菌叢シリーズ」の4回目にあたる今回のコラムでは、授乳と乳児の腸内細菌叢の関連性について解説します。
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分娩方法や出生後の環境などに影響を受けながら赤ちゃんの腸内細菌叢(腸内フローラ)が形成されていきますが、乳児期の腸内細菌叢がその後の健康にも影響するといわれています。そして、乳児期の環境要因の中でも特に大きな影響を与えるといわれているのが授乳です。「母子の腸内細菌叢シリーズ」の4回目にあたる今回のコラムでは、授乳と乳児の腸内細菌叢の関連性について解説します。
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「出産」をテーマとした前回のコラムでは、赤ちゃんの腸内細菌叢が出産方法の影響を受けることを説明いたしました。今回のコラムはその後編です。出産方法による腸内細菌叢への影響が続く期間や、赤ちゃんの腸内細菌を整えるための研究についてご紹介します。
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赤ちゃんの腸内細菌叢の形成は出産時にスタートすると考えられていますが、経腟分娩と帝王切開のどちらで産まれるかによって赤ちゃんが初めて出会う細菌の種類は異なります。そのため、出産方法は赤ちゃんの腸内細菌叢形成に重要な要因と考えられています。 今回のコラムでは、それぞれの出産方法による赤ちゃんの腸内細菌叢について詳しくご説明します。
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近年、妊娠期におけるお母さんの腸内細菌叢が、赤ちゃんの脳や免疫系の発達に影響を与えることや、出生後の子供の疾病や肥満のリスクにも影響を及ぼすことが明らかになってきました。特にお母さんの腸内細菌により産生される短鎖脂肪酸が重要な役割を果たすことから、短鎖脂肪酸が赤ちゃんの発育に与える影響について詳しく説明します。
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このシリーズでは、妊娠から出産、そして授乳に至るまでのお母さんと赤ちゃんの腸内細菌叢(腸内フローラ)の変化についてご紹介します。 第1回の今回では、妊娠期における女性の腸内細菌叢の変化と妊娠合併症と腸内細菌叢との関連性について解説しましょう。
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薬があまり効かなかったり、効くときと効かないときがあったりした経験はありませんか? その原因は、もしかすると腸内細菌叢にあるかもしれません。 口から入った薬の成分は、食べ物と同じく喉や食道、胃を通り、やがて腸に到達して腸内細菌叢と遭遇します。 このとき、薬の種類によっては特定の腸内細菌の影響を受けて、その有効性や安全性が変化することがあるようです。 今回のコラムでは、薬効と腸内細菌叢について、大きく漢方薬と西洋薬に分けてご紹介します。