菌の研究
病気のリスクを腸内細菌叢から分析!
アレルギー、自己免疫疾患、肥満や糖尿病などの生活習慣病、そして肝疾患、心疾患、がん、神経・精神疾患……、私たちの健康を脅かす多くの病気が腸内細菌叢との関係を指摘され、その関連性を解き明かすべく、いまも研究が進んでいます。 しかし、関係があるとわかっていながら、腸内細菌叢の組成から病気のリスクを分析する方法はこれまで確立されていませんでした。 そのようななか当社では、病気に関係する腸内細菌の組成データから病気のリスクを推定する方法を開発しました。
COLUMN
菌の研究
アレルギー、自己免疫疾患、肥満や糖尿病などの生活習慣病、そして肝疾患、心疾患、がん、神経・精神疾患……、私たちの健康を脅かす多くの病気が腸内細菌叢との関係を指摘され、その関連性を解き明かすべく、いまも研究が進んでいます。 しかし、関係があるとわかっていながら、腸内細菌叢の組成から病気のリスクを分析する方法はこれまで確立されていませんでした。 そのようななか当社では、病気に関係する腸内細菌の組成データから病気のリスクを推定する方法を開発しました。
菌の研究
男性は比較的大柄で筋肉質な人が多く、女性は比較的小柄でふっくらとした体型の人が多い。 そうした男性と女性のあいだにある違いを“性差”と呼びます。 性差は、実は腸内細菌叢にもあるって知っていましたか? 今回は、当社の研究によって明らかになった、腸内細菌叢の性差についてお話しします。
菌と美容
女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをする「エクオール」。 更年期症状の改善や骨粗鬆症の予防のほか、高脂血症、血圧、血管内皮機能、乳がん、前立腺肥大、前立腺がん、肌の老化などにおいて有効だとされ、注目度が高まっています。 大豆のほか、豆腐や納豆、豆乳などの大豆製品を食べると、腸でエクオールがつくられますが、それには個人差があり、実は、日本人の約半数がエクオールをつくることができないといわれています。
菌の研究
蒸した大豆に納豆菌を混ぜ、発酵させてつくる納豆。 血液の凝固に不可欠なビタミンKや大豆由来のタンパク質に加え、食物繊維も豊富に含まれており、整腸作用があると考えられている納豆は、納豆菌そのものが含まれているため、優れたプロバイオティクスとしての効果が期待されています。 そこで当社では、納豆粉末の腸内細菌叢への影響を明らかにする研究に取り組み、2022年にその成果を共同研究として論文発表しました。
菌と健康
月経前になると気分が落ち込んだり、イライラしたり、頭痛がしたり、体がむくんだり……、そんな不調に心当たりのある女性は多いのではないでしょうか。 いま日本では、月経のある女性の70~80%が月経前に何らかの不調を感じており、およそ20人に1人は日常生活に支障があるほどの症状を感じる月経前症候群(PMS)に悩まされています。 今回は、このPMSと腸内細菌の関係についてお話しします。
菌の真実
私たちの腸に存在しているといわれる100兆個もの腸内細菌。 その腸内細菌と私たちは共生関係にあります。 腸内細菌は、腸という快適な住処と食物繊維などの栄養源を提供してもらう見返りに、私たちの健康維持に不可欠なさまざまな物質をつくってくれているのです。 そのような物質の代表格が、短鎖脂肪酸の一種である酪酸。 実はこの酪酸、私たちが健康を維持していくうえで、とても重要な物質なのです。